目的
- ドアと窓の作成と修正
- 位置の修正
- タイプパラメータとインスタンスパラメータ
ドアと窓の作成を習得しましょう。 |
準備
ここから練習用ファイルをダウンロードして開きます演習
1. ドア
ドアや窓はロード可能ファミリです。ライブラリからいくつかのドアファミリをプロジェクトにロードします。
ドアのロードと配置
- 挿入タブ>ファミリをロードパネル>ライブラリからロード
- ドアフォルダ>鋼製ドアフォルダの「ダブル.rfa」「親子.rfa」「片開.rfa」を選択して開く
- 建築タブ>ビルドパネル>ドア
- タイプセレクタで「片開:w900h2000」を選択
- カーソルを壁の上に持っていくと、ドアが仮表示されるので、適切な位置に移動する。
- カーソルを上下左右に少し動かすと、ドアの向きが変わる。またスペースバー(半角)を押すと開き勝手の向きがかわるので、適切な位置でクリックして配置。
- これを繰り返して「片開:w900h2000」を必要な位置に配置する。
2. ドアのタイプ変更
- 会議室に配置した片開きドアを選択。
- タイプセレクタで「ダブル:w1800h2000」を選択
- PSのドアを選択。
- タイプセレクタで「片開:w600h2000」を選択
- 便所のドアを「片開:w700h2000」に変更
タイプの変更はタイプのコピーでもできます。
- 修正タブ>クリップボードパネル>タイププロパティを一致させる
- 会議室に配置した両開きドアを選択し、刷毛が黒くなったことを確認
- 廊下と管理室の間のドアをクリック。
3. ドアの位置
- 管理タブ>設定パネル>仮寸法
- 壁グループから「躯体芯」、ドアと窓グループから「開口部」を選びOK。
- 片開きドアを選択し、表示された開口部から最寄りの壁の躯体芯までの仮寸法の寸法値をクリックして編集し、「200」とする。
- 選択パネル>修正
【解説:配置後のドアの向きの変更】
ドアの向きは配置時にスペースバーで変更できますが、配置後も簡単に変更できます。方法は三つあります。<フリップマークを使って変更する>
ドアを選択し表示された↓や→をクリックして、ドアの向きや開き勝手の向きを変更
<右クリックのサブメニューで変更>
複数のドアの向きを一度に変更する場合は、複数のドアを選択し、右クリックして「水平方向にフリップ」「垂直方向にフリップ」を選択し動作を確認する。
<スペースバーで変更する>
ドアを選択し、スペースバー(半角)を連打することで、ドアの向きとスイングの向きが順番に変わります。
4. ドアの高さの変更(タイプパラメータの変更)
ドアの高さはドアのタイプパラメータを変更します。同じタイプのドアはすべて変更されます。
- X4-Y11のやや左上から、X7-Y9の右下にかけて窓選択する。
- 修正|複数選択タブ>表示パネル>検索ボックス
- 3Dビュー:{3D}が表示されたら、断面ボックスを選択
- 上面のハンドルを鉄骨の下あたりまでドラッグして、部屋の様子がよく見えるようにする。
- 廊下に面した片開ドアを選択し、[タイプを編集]
- 名前変更ボタンを押して、「w900h2100」
- 高さプロパティを「2100」にして適用ボタンを押し、複数のドアの高さがすべて変更されたことを確認しOK。
- 同様に両開きドア、便所やPSの扉も高さを2100に変更する
- プロジェクトブラウザでビュー>平面図>1FL
5. 窓ファミリのロードと配置
窓もドアと同様ロード可能ファミリなので、ライブラリからロードして配置します。窓ファミリのロード
- 挿入タブ>ファミリをロードパネル>ライブラリからロード
- 窓フォルダ>鉄鋼フォルダ>内部フォルダの「窓-開き-内付.rfa」を選択し開く
- 建築タブ>ビルドパネル>窓
- タイプセレクタで「窓-開き-内付:w0600 h1200」
- 会議室の北側の外壁に3つの窓を作成する
寸法を使ったまどの均等配置
窓位置を均等に配置します。
- 注釈タブ>寸法パネル>平行寸法
- オプションバーで選択を「個々の参照」
- X5とX6および3つの窓の芯を選択し、何もないところをクリックして寸法を配置
- 一番左側の窓を選択
- 作成した寸法の値が青色になるので、X5と左端の窓の寸法値をクリックして選択
- 「=6500/6」と入力しENTER
- 真ん中の窓を選択し、左の窓との芯間の距離の寸法値を選択し「=6500/3」
- 右端の窓を選択し、X6との寸法値を「=6500/6」
- 三つの窓をCTRLを押しながら選択
- 修正タブ>コピー
- 基点としてX5上の任意の点をクリック、次にX6上の点をコピー先として水平スナップを利かせながらクリック
- 選択パネル>修正
6. インスタンスパラメータで窓の腰高を変更
3Dビューで確認
出来上がったモデルは常に3Dで確認する癖を付けましょう。
- 作成した窓の一つを選択
- 右クリック>全てのインスタンスを選択>ビューに表示
- 修正|窓タブ>表示パネル>検索ボックス
- 断面ボックスを選択し、上下面のハンドルを動かして上下を広げ、窓を確認する
窓の腰高を変更
窓の腰高は窓のインスタンスパラメータで変更します。
- ビューキューブの「後ろ」をクリックして、北側からの正投影として表示
- 窓を一つ選択
- プロパティウィンドウで下枠の高さプロパティを「900」として適用
- 選択した窓だけの腰高が変更されてたことを確認する。
- その他の窓を選択し、同様に下枠の高さプロパティを「900」とする
- 選択パネル>修正
- プロパティウィンドゥでビューのプロパティ「切断ボックス」のチェックをはずして全体を確認する。
【解説:インスタンスとは】
窓の高さや幅はタイププロパティです。タイプとは大本の定義で、これをプロジェクト内に配置した個々の窓を「インスタンス」といいます。窓のタイプは同じでも腰高はそれぞれのインスタンスで個別に設定できます。これをインスタンスのプロパティといいます。保存
名前を「My演習7.rvt」として保存する。目次
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