学習内容
- 部屋
- 部屋の境界線
- 部屋タグ
部屋の配置 |
準備
前回のファイルをそのまま使用するか、ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。演習
1. 部屋の配置
部屋の自動配置
部屋は空間を認識する要素で壁で囲まれた空間に配置できます。- 建築タブ>部屋とエリアパネル>部屋
- オプションバーでオフセット(部屋の空間の上端)を「3000」
- 部屋パネル>部屋を自動的に配置
部屋が配置されました。部屋の領域は配置後は非表示になるので、わかりやすくするために領域を表示してみます。
- 表示タブ>グラフィックスパネル>表示/グラフィックス
- 部屋の左の+をクリックして展開し、[内部塗潰し]と[参照]をチェックしてOK
【解説:内部塗潰しと参照】
表示された薄い水色の領域が「内部塗潰し」で、×が「参照」です。この×印を選択すると部屋を選択することができます。いずれも印刷することはできません。部屋の分割
部屋は壁で囲まれた領域に作成されますが、中庭に突き出たラウンジのように、壁で区切られてはいないが領域を分けたいというときは、壁の代わりに「部屋分割線」を使用することができます。- 建築タブ>部屋とエリアパネル>部屋の分割
- ロビーとラウンジ、北棟の廊下、南棟の廊下を分ける部屋分割線を描画する。
- 建築タブ>部屋とエリアパネル>部屋
- ラウンジの内部をクリックして新たに部屋を配置する。
- 選択パネル>修正
部屋分割線を使うと自由に領域を分割して部屋を配置することができます。
2. 部屋タグと面積
部屋を配置すると同時に、部屋名を表示する「部屋タグ」が同時に配置されました。部屋タグは部屋の名前プロパティを表示するための名札です。部屋タグのタイプを変更
部屋タグのタイプを変更して面積プロパティを部屋タグに表示します。- 挿入タブ>ライブラリからロードパネル>ファミリをロード
- 注釈フォルダの「部屋名 + 面積 3 mm.rfa」と「部屋名 3 mm.rfa」をCTRLを押しながら選択し[開く]
- 任意の部屋タグを選択し、右クリック>全てのインスタンスを選択>ビューに表示
- タイプセレクタで「部屋名 + 面積 3 mm」
- プロパティウィンドゥ>タイプを編集、[ロード]ボタンを押す。
- 注釈フォルダの「部屋名 + 面積 3 mm.rfa」を選択。
部屋の面積が表示されました。
面積計測の基準を躯体芯にする
部屋の内部塗潰しからもわかるように、現在の面積は部屋の内法で計算されています。そこでこの計算の基準を躯体芯に変更してみます。- 建築タブ>部屋とエリアパネル>▼>面積と容積の計算
- 計算タブ>部屋面積の計算グループ>壁の躯体芯を選択してOK
面積の基準が躯体芯になったことがわかります。
【解説:面積芯】
Revitはうそをつくことが極めて苦手なソフトです。面積芯を躯体芯から10mmずらすというような恣意的な工作行為はできません。正直に指定された躯体芯を拾うだけです。面積芯を任意に指定して面積を計算したい場合は、エリア分析という機能を使うとよいでしょう。エリア分析では部屋の境界や壁芯にとらわれずに任意の位置に面積芯を設定して面積を計算することができます。(演習は準備中です。)3. 部屋名の変更
部屋タグで部屋の名前プロパティを変更する
北棟の部屋の名前を変更します。- 左上の角の部屋の部屋タグを選択し、少し間をおいてもう一度部屋名をクリックすると編集モードになる。
- 名前を「カフェテリア」として、何もないところをクリック。
- 下の図を参考に、他の部屋も名前を変える。柱の回りの不必要な部屋は選択してDeleteキーで削除する。
- PSは部屋タグのタイプを「部屋名 3mm」にして、面積を非表示とする。
- 調理室
- 倉庫(1)
- 電気室(1)
- 会議室(1)
- 事務室
- 管理室
- 倉庫(2)
- 便所(1)
- PS
- 廊下(1)
北棟の部屋 |
プロパティウィンドウで部屋の名前プロパティを変更
南棟はプロパティウィンドウを使って名前を変更してみます。- 下の図の各部屋の参照(×印)をCTRLキーを押しながら選択
複数の部屋を選択 - プロパティウィンドウの名前プロパティに「講義室」と入力し[適用]
- 今度はひとつづつ選択し、プロパティウィンドウの名前プロパティに(1)、(2)・・・を付け加える。
その他の部屋の名前プロパティも下の図を参考に変更してください。
部屋の名前プロパティを変更 |
内部塗潰しと参照の非表示
- 表示タブ>グラフィックスパネル>表示/グラフィックス
- 部屋の左の+をクリックして展開し、[内部塗潰し]と[参照]をチェックをOFF
【解説:部屋名を2段に表記するには】
男子便所、女子便所など部屋のスペースに対して部屋名が長くなるようなとき、部屋名を2段に表記したい場合があります。その場合半角スペースを使って「男子 便所」とすれば2弾で表記できます。ただし、部屋タグは部屋のプロパティを文字として表示する名札ですので、部屋の名前プロパティも半角スペースが入った「男子 便所」という名前になります。詳細は基本図面演習で解説します。保存
- R>名前を付けて保存>プロジェクト
- 「My演習6.rvt」として適切なフォルダに保存します。
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