学習内容
- カーテンウォール
- グリッド
- パネル
- 風除室のガラススクリーン
カーテンウォールの基礎を学びます。 |
準備
ここから練習用ファイルをダウンロードしてひらいください。
演習
1. カーテンウォールのタイプ作成と配置
タイプの作成
風除室周辺のガラススクリーンをカーテンウォールを使って作成します。カーテンウォールはその名の通り「壁」の一種です。まずはタイプを作成します。
- プロジェクトブラウザでファミリ>壁>カーテンウォール>カーテンウオールを選択
- 右クリック>複製
- 作成された「カーテンウォール2」を選択し、右クリック>名前変更で「風除室」
- 「風除室」をダブルクリック
- 自動的な埋め込みに✔してOK
カーテンウォールの作成
- 風除室周辺を拡大
- 建築タブ>ビルドパネル>壁
- タイプセレクタで「風除室」を選択
- オプションバーで「見上げ」「指定」「2700」(これで高さ2700のカーテンウォールが作成できる。)
- 外側の壁の下→上とクリックする。
- 選択パネル>修正でカーテンウォールを選択し、フリップマークが外側にあることを確認する。
【解説:自動的な埋め込みとは】
カーテンウォールは壁なので、壁に重ねて書くと普通はエラーになります。自動的な埋め込みをオンにした場合は、壁に重ねてカーテンウォールを作成すると窓やドアのように壁の開口として認識されます。2. カーテングリッドの作成
断面図の作成
カーテンウォールを編集するために適切な断面図を作成します。- 表示タブ>作成パネル>断面
- 風除室の左上→左下とクリック
- 断面図の奥行を示すハンドルをドラッグして、風除室だけを囲むようにする。
- 断面線を右クリック>ビューに移動
- 表示スタイルを「シェーディング」に設定
グリッドの作成
- 建築タブ>ビルドパネル>カーテングリッド
- カーテンウォールの下部にカーソルをあてると、グリッドが現れる。1/2と1/3にスナップするので、1/2あたりにクリック。
- 1/2へのスナップを繰り返して、幅900程度に垂直グリッドを作成する。
- 縦グリッド上にカーソルを動かして、高さ2100で水平グリッドを作成する。
- 選択パネル>修正
3. グリッドの消去とマリオンの作成+結合状態の変更
グリッドの消去
- Y9通りから右へ2本目のグリッドを選択
- 修正|カーテンウォールグリッドタブ>カーテングリッドパネル>セグメントの追加/削除
- グリッドの下側を選択(グリッドが破線になる)
- 同様にY8通りの右2本目のグリッドの下側のグリッドを削除
マリオンの作成
- 建築タブ>ビルドパネル>マリオン
- タイプセレクタで「長方形マリオン:50mm x 150mm」を選択
- 内側の垂直・水平グリッドを選択
- タイプセレクタでタイプを編集
- 複製ボタンをクリック、名前を25mmx150mmとする
- 幅2、幅1の値を「12.5」としてOK
- 左辺、上辺、右辺を選択する。
- 選択パネル>修正
マリオンの結合状態を変更
作成されたマリオンの結合部は垂直マリオンが優先して作成されています。これを水平マリオン優先に変更してみます。- カーテンウォールを選択(グリッドやパネルではなく、カーテンウォール全体を選択)
- 右クリック>マリオンを選択>境界のマリオン
- 修正|カーテンマリオンタブ>マリオンパネル>結合
- 選択パネル>修正
- 消去したグリッドの上側の垂直マリオンを選択
- 下側の結合マークをクリックして水平マリオンを通す
- もう一か所のグリッドを消去したマリオンも同様に処理する
4. パネルの変更
パネルの変更
- グリッドを削除した部分周囲のマリオンにマウスオーバー
- TABキーを何度か押してパネルがハイライトされたらクリックして選択
- タイプを編集>ロード
- カーテンウォールパネルフォルダ>ドア>両開 - 太框.rfaを選択し開く
- ハンドル高さパラメータを「800」とし、OK
- 修正>クリップボードパネル>タイププロパティを一致させる
- 作成した框扉をTABキーを使って選択。刷毛のマークが黒くなったことを確認。
- もう一か所のグリッドを削除した部分のパネル上にカーソルを移動し、パネルがハイライトされたらクリック。
- 選択パネル>修正
5. 風除室内側のカーテンウォール
カーテンウォールをコピーする
- プロジェクトブラウザでビュー>平面図>1FL
- 作成したカーテンウォールを選択
- 修正|壁タブ>修正パネル>コピー
- 任意の点をクリックし、マウスを右方向へ移動、キーボードから「3000」と入力して既存の壁の上に重ねる。
- 管理タブ>設定パネル>オブジェクトスタイル
- カーテンパネル>平面スイングの線種パターンを「実線」に
- 内側のカーテンウォールの上端部を拡大
- カーテンウォールを選択し、端部の●をドラッグして、水平の壁の下側に合わせる
3Dビューで確認
出来上がったカーテンパネルを3Dで確認します。3Dビューを断面図の向きに向けてみましょう。
- 表示タブ>作成パネル>3Dビュー
- ビューキューブを右クリック>ビューで方向指定>断面図>断面図:断面図1
- SHIFTキーを押しながらマウスホイールを押して方向こう変えて確認する。
カフェテリアのカーテンウォール
以上の手順を応用して、カフェテリアとロビーの間にもカーテンウォールを作成してみてください。
保存
[R]>名前を付けて保存>プロジェクト
「My演習8.rvt」として保存します。
目次
ありがとうございます。
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