学習内容
- 手摺タイプの構成
- 上部手摺
- 補助手摺
手すり |
準備
ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。演習
1. 上部手摺のタイプ作成
手摺のタイプを作成してみましょう。手摺は
- 上部手摺
- 補助手摺
- 支柱
- 縦・横手摺子
の集合体として定義されます。まずは上部手摺(トップレール)のタイプを作成します。ここでは100mmx30mmの板をトップレールとします。トップレールはプロファイルを作成すれば自由な形を作れますが、テンプレートにすでにロードされているプロファイルを活用して作成してみます。
- プロジェクトブラウザ>ファミリ>プロファイル>M_長方形の手すり>50 x 50 mmを選択
- 右クリック>複製
- 出来上がった50 x 50 mm 2を 右クリック>名前の変更 で 100x30 に
- 100x30をダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
- 高さを30、幅を100にしてOK
次に上部手摺のタイプを作成します。
- プロジェクトブラウザ>ファミリ>手摺>上部手摺のタイプ>長方形 - 50x50 mmを選択
- 右クリック>複製
- 名前をトップレールAとする
- トップレールAをダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
- プロファイルをM_長方形の手すり : 100x30に
- OK
2. 支柱と縦横手摺子の作成
支柱はロード可能ファミリとして自由にデザインできますが、ここではすでにロードされている手摺子ファミリのパラメータを編集して、80mm角の支柱と30mm角のたて手摺子を作成します。
- プロジェクトブラウザ>ファミリ>M_手すり子 - 正方形 の任意のタイプを選択
- 右クリック>複製
- 名前を支柱80mmとしダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
- 幅を80としOK
- 支柱80mm を右クリック>複製
- 名前を30mmとしダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
- 支柱を□、幅を30としOK
これで支柱と縦の手摺子のタイプを作成できました。次に手摺子の横部材ですが、これはファミリはファミリでもプロファイル(2次元の断面形状だけのファミリ)で定義されます。
- プロジェクトブラウザ>ファミリ>プロファイル>M_長方形の手すり の任意のタイプを選択
- 右クリック>複製
- 名前を50x30とする。
- ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
- 高さを30、幅を50としOK
3. 手すりタイプの作成
手摺タイプの「材料」が一通りそろいましたので手摺のタイプを作成します。
- プロジェクトブラウザ>ファミリ>手すり>手すり>900mm パイプ を選択。
- 右クリック>複製
- 名前を手摺Aとし、ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示。
- プレビューボタンをおしてプレビュー画面を表示。
- 上部手すりの高さを1100、タイプをトップレールAとして適用
- 手すり子の構造(非連続)の編集ボタンを押す
- 3~6の行を削除
- 第1行の高さを900、オフセットを0、プロファイルをM_長方形の手すり : 50x30
- 第2行の高さを200、オフセットを0、プロファイルをM_長方形の手すり : 50x30
- 適用をおして効果を確認しOK
- 手すり子の位置の編集ボタンを押す。
- 主パターングループの2行目で手すり子ファミリをM_手すり子 - 正方形 : 30mm、下部を手すり2、下部のオフセットを0、上部を手すり1、上部のオフセットを0、以前の値からの距離を60、位置合わせをフィットするように広げる
- 手すり柱グループの1、2、3行目全てで、手摺子ファミリをM_手すり子 - 正方形 : 80mm、下部をホスト、下部のオフセットを0、上部を上部手摺の要素、上部のオフセットを0、スペースを0。
- OK→OK
4. 手すりの作成と位置調整
では作成した手すりのインスタンスを作成してみましょう。今まで設定したプロパティが何を意味しているのかを理解することが重要です。
- プロジェクトブラウザ>平面図>2FL
- Y8付近の階段を拡大。
- 建築タブ>階段パネル>手摺
- タイプセレクタで手摺Aを選択
- オプションバーで連結に☑を入れて、動画を参照しながら吹き抜けの左側に手すりのスケッチラインを作成。
- モードパネル>✔
3Dビューで確認してみます。
- 選択パネル>修正 で手摺を選択
- 表示パネル>選択ボックス
スケッチラインを中心として手摺が作成されるので、吹き抜けに手摺支柱がはみ出しています。この手摺子を床の上に完全に乗るようにオフセットします。
- プロパティウィンドウでパスからのオフセットを40(支柱の幅の半分)
- 手摺が吹き抜け側に入ってしまった場合は、右クリック>向きをフリップ
長辺の手摺は間隔が長いので、その間に手摺の支柱を追加してみます。
- 手すりを選択
- モードパネル>パスを編集
- プロジェクトブラウザ>平面図>2FL
- 修正パネル>要素を分割
- 長いスケッチラインを1200内外で分割する
- モードパネル>✔
- 表示パネル>既定の3Dビュー
手摺の支柱が追加されたことを確認してください。
保存(必須ではありません)
- R>名前を付けて保存>プロジェクト
- 「My演習17.rvt」として適切なフォルダに保存します。
手すりのコーナー部の支柱を消すにはどうすれば良いのでしょうか?(階段手すりではなく、通常の通路の手すりです。)
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