目的
- 通り芯に構造柱を作成する。
- クリップボードを使ったコピー。
- 構造柱のタイプを変更する。
準備
前回の続きから始めるか、こちらから練習用のプロジェクトファイルをダウンロードして開きます。演習
1. 構造柱の作成
構造柱のファミリをロード
- 挿入タブ→ライブラリからロードパネル→ファミリをロード
- 構造柱→鉄鋼→角形鋼管(冷間プレス)-柱.rfaを選択して開く。
- 「□-500x500x28」を選択しOK
【解説:二種類のファミリ】
これでプロジェクトに構造柱のファミリ「角形鋼管(冷間プレス)-柱.rfa」がロードされて使用する準備ができました。ファミリにはシステムで定義されているシステムファミリ(壁・床・天井・屋根など)と、ファミリエディタを使って自由に定義できるロード可能ファミリ(Loadable Family)の二種類があります。
構造柱の配置
通り芯の交点に構造柱を配置します。
- プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FLを開く
- 建築タブ>ビルドパネル>柱▼>構造柱
- タイプセレクタから角形鋼管(冷間プレス)-柱:□-500x500x28を選択。
- 修正|配置 構造柱タブ>配置パネル>垂直柱
- 修正|配置 構造柱タブ>複数パネル>通芯位置に
- オプションバー>見上げ・2FL
- X1~X7とY9~11を選択し✔
- 再度、複数パネル>通芯位置に
- X1~X4とY1~Y8を選択しSHIFTキーをおしてY5を選択から除外して✔
- 再度、複数パネル>通芯位置に
- X5~X11とY1~Y3を選択し✔
- Y4、Y5とX5の交点をクリックして柱を配置。
- 選択パネル>修正
- X3とY1,2,3の交点の柱を選択しDelete。
【解説:オプションバーはコマンドラインに相当】
RevitにはAutoCADのようなコマンドラインがありません。オプションバーは様々なコマンドに応じてオプションを選択するコマンドラインのようなものです。オプションバーの状況にはよく注意して、必要な情報を設定してから画面操作をしましょう。2. 梁(構造フレーム)の作成
2階の床に構造梁を作成します。
H型鋼の梁のファミリ(構造フレーム)をロード
- 挿入タブ>ライブラリからロードパネル>ファミリをロード
- 構造フレーム>鉄鋼>H形鋼.rfaを選択して開く。
- 「H-300x150x6.5x9」と「H-600x200x11x17」をコントロールキーを押しながら選択しOK
構造フレームの配置
- ビュー>天井伏図>1FL。
- 構造タブ>梁。
- タイプセレクタで「H型鋼:H-600x200x11x17」を選択
- オプションバーで配置面に「2FL」、構造用途に「Primary(大梁)」
- 修正|配置 梁タブ>複数パネル>通芯上
- 全ての通り芯を選択し✔
警告が表示されます。これは現在のビュー、天井伏図:1FLで構造フレームのカテゴリが非表示になっているので作成した梁が表示されません、ということを言っています。
- 表示タブ>表示/グラフィックス
- [構造フレーム]を☑し、OKすると梁が線で表示される。
- 画面右下の[詳細レベル]を「標準」にする
- X5,5,7上の余計な梁を削除する。
梁の高さの修正
梁の高さを2FL-210に修正します。
- 選択パネル>修正
- 画面右上から左下にかけてすべての要素を選択
- 修正|複数選択タブ>選択パネル>フィルタ
- 構造フレーム(Primary)をのぞいてチェックを外しOK
- プロパティウィンドゥの[始点レベルオフセット]と[終点レベルオフセット]の値を-210にする。
- 選択パネル>修正
- 表示タブ>作成パネル>3Dビュー
- 梁が柱の先端より下がっていることを確認する。
3. 梁システムを使った小梁の作成
小梁を等間隔で梁間にいれるには「梁システム」が便利です。
- 構造タブ>梁システム
- オプションバーで、梁タイプを「H-300x150x6.5x9」、配置方法を「最大間隔」「2000」、3Dに✔
- マウスオーバーした大梁と同じ方向に小梁が破線表示されので、希望の方向に現れたらクリック。
- クリックを繰り返してすべての梁間に梁システムを配置
【解説:梁システム】
梁システムは梁の組み合わせの定義で、梁そのものとは別に梁システム自体が要素として存在します。小梁を選択しにマウスオーバーしてTABキーを押すと、構造フレームと梁システムが交互にハイライトされます。梁システムを選択すると、[梁システムを削除]というボタンが表示されるのでこれを選択すると、小梁を単独で編集することができるようになります。
梁システムは梁の組み合わせの定義で、梁そのものとは別に梁システム自体が要素として存在します。小梁を選択しにマウスオーバーしてTABキーを押すと、構造フレームと梁システムが交互にハイライトされます。梁システムを選択すると、[梁システムを削除]というボタンが表示されるのでこれを選択すると、小梁を単独で編集することができるようになります。
保存
プロジェクトを保存します。
各チュートリアルでは新たに練習用ファイルをダウンロードできるので、期限切れの体験版を使っている場合は、保存せずに次の練習に進んでください。
- R>名前を付けて保存>プロジェクト
- 「My演習3.rvt」として適切なフォルダに保存します。
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