学習内容
- 屋上スラブの作成
- 水勾配の作成
- アルミ笠木の作成
パラペットと水勾配の作成 |
準備
ここから練習用ファイルをダウンロードしてください。このファイルは今まで練習してきたファイルに3階を追加したものです。演習
【解説:屋根とスラブの違い】
屋上スラブは床、または屋根で作成します。屋根と床はその振る舞いが大きくは違わないのですが、プロパティのレベルの値は- 床は上端
- 屋根は下端
1. 屋上スラブの作成
- 練習用ファイルを開き、プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>RFLを開く
- 建築タブ>ビルド>床
- オプションバーのオフセットを「0」
- プロパティウィンドゥのタイプセレクタで「160 mm コンクリート(50 mm デッキ プレート付き)」を選択
- 厚みが210mmなので、プロパティウィンドウのレベルからの高さオフセットを「210」に設定
- 外壁の一つをマウスオーバーして、[TAB]を一度押して、外壁全体がハイライトされたらクリックして選択
- スケッチラインが外壁の外側にある場合は、フリップマーク(↑↓)をクリックして、外壁の内側にスケッチラインを移動する。
- モードパネル>編集モードを終了
- 「この床レベル下部に壁をアタッチしますか?」を「はい」
- 「床/屋根が、ハイライトされた壁と・・・・」に「はい」
- 表示タブ>作成>3Dビューで床スラブの状態を確認する。
2. スラブ勾配の作成
- プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>RFLを開き、北棟を拡大
- 作成した屋上の床を選択
- 形状編集パネル>折れ線を追加
- X4Y9交点右下の屋根スラブの入隅をクリック
- カーソルを上に移動して緑色の破線上でクリック
- 形状編集パネル>点を追加
- X5Y10の交点とX6Y10の交点をクリックして点を追加
- 形状編集パネル>サブ要素を編集 で追加した点の一つを選択
- 青い字で0と表示されるので150と入力
- 同様にもう一つの点の高さも150にセットする。
- 選択パネル>修正
3. 躯体の修正
屋上スラブの勾配に合わせて、梁と柱のレベルを調整します。
- プロジェクトブラウザ>ビュー>3Dビュー>{3D}を開き、北棟を拡大
- 作成した屋上の床を選択し、[H]キーを素早く2回押して床を一時的に非表示にする。このときビューが水色の枠で囲まれる。これは何らかの要素が一時的に非表示になっていることを示している。
- X5-Y10、X6-Y10の柱を選択し、プロパティパネルの[上部レベルからのオフセット]を「-60」(床の厚さが210mm、スラブ勾配の高さが+150なので、-210+150=-60)
- 二つの柱に取り付いている大梁を一つ選択し、レベルの値をクリックして、「-60」を入力する。これを8本の梁に繰り返す。
- 小梁が大梁に追従してレベル高さが変わっていることを確認。
- [H][R]キーを続けて押して、一時非表示を解除
【解説:一時非表示】
HH、HR(半角モード)で要素を一時的に表示したり非表示にしたりできます。これはビューの左下にある眼鏡のマークを押して表示されるメニューから「要素を非表示」を選択しても同じです。
4. パラペットのプロファイルを作成
- [R]>新規作成>ファミリ
- テンプレートとして「プロファイル - ホスト(メートル単位).rft」を選択して開きます。
- プロパティウィンドウで[プロファイルの用途]の値を「壁の造作材」にする。
- 下の図のようにパラペットの断面をスケッチする。このとき線が重ならないように、また閉じるように作成します。以上の条件さえ守れば、もっと複雑な形状のプロファイルを作成してもかまいません。
- [R]>保存 で適切なフォルダに「アルミ笠木230mm」として保存。
- ファミリエディタパネル>プロジェクトにロード
5. 壁の造作材のタイプを作成
- プロジェクトブラウザ>ビュー>3Dビュー>{3D}
- 建築タブ>ビルド>壁▼>壁の造作材
- プロパティの編集ボタンをクリック
- 複製ボタンをおして、「アルミ笠木230mm」を作成
- [壁を切り取る]をオフ
- [挿入して]をオフ
- [プロファイル]に「アルミ笠木230mm:アルミ笠木230mm」を指定
- [壁のサブカテゴリ]に「なし」を設定
- OKでタイプ編集ダイアログボックスを終了
- 外壁頂部の外側のエッジを順番にクリックして、アルミ笠木を作成
- 選択パネル>修正
保存
- R>名前を付けて保存>プロジェクト
- 「My演習11.rvt」として適切なフォルダに保存します。
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