2017年5月17日水曜日

基本モデリング演習15 スケッチによる階段

学習目的


  • スケッチによる階段の作成
スケッチによる階段


準備

ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。

演習

1. スケッチによる階段


階段の作成方法には「コンポーネントによる階段」と「スケッチによる階段」の二通りがあります。スケッチによる階段を使うと、階段形状を自由に作成できます。

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
  2. ラウンジ(1)を拡大
  3. プロパティウィンドウの下敷き参照図グループの範囲:基準レベル1FLとして、天井伏ビューをアンダーレイとして表示する。
  4. 建築タブ>階段パネル>階段▼>スケッチによる階段
  5. プロパティウィンドウの基準レベル1FL上部レベル2FL1200指定の蹴上げ数22に設定。
  6. ラウンジ(1)内部の任意の点(比較的左上より)を階段の始点としてクリック
  7. カーソルを右に移動して11蹴上げが作成されました。11継続中 と表示されたらクリック。
  8. 下側に1段分ずらして残りの階段を下側に作成。
  9. 作成した下側の階段を窓選択で選択し、オプションバーの寸法をオンにするをクリック。
  10. 階段の間隔を400
  11. 踊り場の垂直の線を2本削除する。
  12. 下側の階段の上右端の境界線(緑の線)を選択し、仮寸法を使って長さを550にする。
  13. 同様に下側の階段の下右端の境界線(緑の線)を選択し、仮寸法を使って長さを550にする。
  14. 上側の階段の右端の境界線(緑の線)を選択し、仮寸法を使って長さを275にする。
  15. 描画パネル>線分
  16. 上側の階段の下側の右端に275mmの水平な境界線を追加する。
  17. 描画パネル>始点・終点・半径で作成する円弧
  18. 踊り場の境界線として半円を追加する。
  19. ツールパネル>手摺 で なし を選択。
  20. モードパネル>✔
  21. 2階の床と階段の上端とが合うように階段を移動する。(寸法を使って調整するなど、今までの知識を活用してください。)

【解説:黒・緑・青の線の意味】

黒い線は蹴上げ線、緑の線はササラの線と考えてください。階段の外形は両側を緑の線、端部を黒の線で囲まれている「閉じた図形」である必要があります。
青の線は階段の経路を示しています。この線上に階段矢印が作成されます。

2. 階段のプロパティ


コンポーネントによる階段と同様のプロパティがありますが、コンポーネント階段のプロパティが「階段経路」「側桁」「踊り場」に分かれていたのに対して、スケッチによる階段は一つにまとまっています。

  1. 階段を選択し、タイプを編集
  2. 蹴上げで終了を□
  3. 蹴上げのタイプをなし
  4. 右側の桁と左側の桁を開く
  5. ササラ桁のオフセットを100
  6. 踏み板に対する側桁の高さを150
  7. OK
  8. 警告が表示されるのでOK(これは2で蹴上げで終了のチェックを外したので1段不足しているということを意味しています。)
  9. モードパネル>スケッチを編集
  10. 描画パネル>境界、直線
  11. 最上部の外枠(水平線)を追加
  12. 描画パネル>蹴上げで最上部に蹴上げ線(黒)を追加
  13. モードパネル>✔
  14. 表示パネル>選択ボックス

3. 境界の編集


スケッチによる階段のメリットは、踊り場の形状でもわかるように、境界線(緑)と蹴上げ(黒)を自由な形状の階段を作成できることです。
  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
  2. 階段をダブルクリックしてスケッチ編集モードに入る。
  3. 下側の階段経路の境界線の形状を自由に変更してください。このとき上側の階段経路と交わることはできません。
  4. 蹴上げ線の両端が境界線(緑の線)に接続するように編集
  5. モードパネル>✔

4. 手摺


手摺を追加します。

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>2FL
  2. 建築タブ>階段パネル>手摺▼>ホストに配置
  3. 位置パネル>踏み面
  4. 階段をクリック

保存

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習15.rvt」として適切なフォルダに保存します。

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