学習目的
- スケッチによる階段の作成
スケッチによる階段 |
準備
ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。演習
1. スケッチによる階段
階段の作成方法には「コンポーネントによる階段」と「スケッチによる階段」の二通りがあります。スケッチによる階段を使うと、階段形状を自由に作成できます。
- プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
- ラウンジ(1)を拡大
- プロパティウィンドウの下敷き参照図グループの範囲:基準レベルを1FLとして、天井伏ビューをアンダーレイとして表示する。
- 建築タブ>階段パネル>階段▼>スケッチによる階段
- プロパティウィンドウの基準レベルを1FL、上部レベルを2FL、幅を1200、指定の蹴上げ数を22に設定。
- ラウンジ(1)内部の任意の点(比較的左上より)を階段の始点としてクリック
- カーソルを右に移動して11蹴上げが作成されました。11継続中 と表示されたらクリック。
- 下側に1段分ずらして残りの階段を下側に作成。
- 作成した下側の階段を窓選択で選択し、オプションバーの寸法をオンにするをクリック。
- 階段の間隔を400に
- 踊り場の垂直の線を2本削除する。
- 下側の階段の上右端の境界線(緑の線)を選択し、仮寸法を使って長さを550にする。
- 同様に下側の階段の下右端の境界線(緑の線)を選択し、仮寸法を使って長さを550にする。
- 上側の階段の右端の境界線(緑の線)を選択し、仮寸法を使って長さを275にする。
- 描画パネル>線分
- 上側の階段の下側の右端に275mmの水平な境界線を追加する。
- 描画パネル>始点・終点・半径で作成する円弧
- 踊り場の境界線として半円を追加する。
- ツールパネル>手摺 で なし を選択。
- モードパネル>✔
- 2階の床と階段の上端とが合うように階段を移動する。(寸法を使って調整するなど、今までの知識を活用してください。)
【解説:黒・緑・青の線の意味】
黒い線は蹴上げ線、緑の線はササラの線と考えてください。階段の外形は両側を緑の線、端部を黒の線で囲まれている「閉じた図形」である必要があります。
青の線は階段の経路を示しています。この線上に階段矢印が作成されます。
2. 階段のプロパティ
コンポーネントによる階段と同様のプロパティがありますが、コンポーネント階段のプロパティが「階段経路」「側桁」「踊り場」に分かれていたのに対して、スケッチによる階段は一つにまとまっています。
- 階段を選択し、タイプを編集
- 蹴上げで終了を□
- 蹴上げのタイプをなし
- 右側の桁と左側の桁を開く
- ササラ桁のオフセットを100
- 踏み板に対する側桁の高さを150
- OK
- 警告が表示されるのでOK(これは2で蹴上げで終了のチェックを外したので1段不足しているということを意味しています。)
- モードパネル>スケッチを編集
- 描画パネル>境界、直線
- 最上部の外枠(水平線)を追加
- 描画パネル>蹴上げで最上部に蹴上げ線(黒)を追加
- モードパネル>✔
- 表示パネル>選択ボックス
3. 境界の編集
スケッチによる階段のメリットは、踊り場の形状でもわかるように、境界線(緑)と蹴上げ(黒)を自由な形状の階段を作成できることです。
- プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
- 階段をダブルクリックしてスケッチ編集モードに入る。
- 下側の階段経路の境界線の形状を自由に変更してください。このとき上側の階段経路と交わることはできません。
- 蹴上げ線の両端が境界線(緑の線)に接続するように編集
- モードパネル>✔
4. 手摺
手摺を追加します。
- プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>2FL
- 建築タブ>階段パネル>手摺▼>ホストに配置
- 位置パネル>踏み面
- 階段をクリック
保存
- R>名前を付けて保存>プロジェクト
- 「My演習15.rvt」として適切なフォルダに保存します。
0 件のコメント:
コメントを投稿